2019年度募集
Give One(ギブワン)新規登録団体の登録審査について
審査基準を刷新して初めての新規登録団体の募集を行い、38団体の登録が決まりました。
2019年度募集 Give One(ギブワン)新規登録団体の登録審査
審査基準
寄付が効果的に使われ、社会的なインパクトを生むために、組織の側面と、プロジェクトの側面で審査を行っています。
詳しい審査基準については、こちらのページをご覧ください。
審査委員
[組織審査]
・源 由理子 明治大学 ガバナンス研究科(公共政策大学院) 研究科長・専任教授
・鴨崎 貴泰 NPO法人日本ファンドレイジング協会 常務理事・事務局長
・粉川 一郎 武蔵大学 社会学部メディア社会学科 教授 グローバル・データサイエンスコース主任
[プロジェクト審査]
・渡 辺 元 公益財団法人 助成財団センター プログラム・ディレクター
・古瀬 繁範 NPO法人地球と未来の環境基金 理事長・事務局長
・西田 治子 一般社団法人Women Help Women代表理事 パブリックリソース財団理事
審査委員長講評
審査委員長 渡辺 元
公益財団法人 助成財団センター プログラム・ディレクター
公益財団法人パブリックリソース財団が運営するオンライン寄付サイト「Give One」への新規登録団体については、今回より審査基準を大幅に刷新して募集(本年2月26日~4月6日)を行い、応募のあった52団体の中から、審査の結果、38団体のプロジェクトを登録することとなった。
審査に際しては、寄付が効果的に活用され、かつ、社会的なインパクトを生むことを期待して、<組織>の側面と<プロジェクト>の側面、両面から検討した。
これに伴い、審査会も「組織審査委員会」と「プロジェクト審査委員会」の2つが設けられ、前者の審査(5月8日)結果を踏まえて後者の審査(5月12日)を行う2段階方式で実施した。
審査委員はいずれの委員もそれぞれの分野における知識・情報・経験の豊富な専門家であるが、「Give One」の趣旨に共感した方々が、安心して寄付や活動への参加ができるよう、温かくも厳格な姿勢で審査に臨んでいただいた様子が見て取れた。特にプロジェクト審査会においては、プロジェクトの面に関する審査のみならず、組織審査の結果も勘案しながら最終決定に向けた判断を下すという重い役割が課されていたため、各委員の負担は大きかったものと推察され、改めて委員の皆さんの熱意と協力に感謝したい。
以上の結果、信頼に足る団体と質の高い38のプロジェクトが選定されたことを大変喜ばしく思うと同時に、今後は、それぞれのプロジェクトに活発な寄付が寄せられることを心から期待する次第である。
なお、残念ながら今回の登録対象から外れた団体のプロジェクトについては、良い内容と思われるものも多かったが、組織の人的体制面や財政安定面、プロジェクトの先駆性・リーダーシップ面などから、対象となった団体との比較優位性の観点から今一つ及ばなかった。次回の応募に際しては、これらの面などを見直し、ブラシュアップされたうえで、捲土重来を期したい。